失う事がこれほど辛い事だと
貴方はその身で教えてくれた
――いっそ出会わなければ良かった……
狂おしいほどに愛しているのに
この想いさえ
この出会いさえ過ち
刻まれ続く罪の中で心が凍る
貴方のぬくもりだけはまだ腕の中に
聞こえるはずの声が無い
見えるはずの姿が無い
愛する事の辛さを思い知った……
どんなに時が流れても
この想いだけは消えない
真紅い雨が降る
痛みはない…
意識が闇に落ちてゆく
夢の中でもいい
【貴方に会いたい】